Wrangler 1st Prototype 11MJ

いよいよやってまいりました!熱烈なオファーを受けて?
只今、私のVintageデニムジャケット(ジージャン)シリーズはLEVI’Sから
始まり、LeeのWESTERNER 1959 MODELまで紹介が済んでおります。
そして今回はついにVintageデニム3強の最後Wranglerが登場です!!
当然ですが、ラングラーと読みます。極稀にウラングラーなどと言うお方が
いるのでビックリです!

LEVI’S、Leeと並んで世界のジーンズ三大ブランドと呼ばれるWranglerは
1947年に誕生したジーンズメーカーです。
既に戦前に存在していたLEVI’SやLeeと比べるとWW2以降に誕生した為に
歴史は浅いですが、元々の母体が1897年創業のWorkwearメーカーである
BLUE BELL社なので LEVI’S や Lee に劣らない技術力のあるブランドだと
言えると思います。
WranglerはそれまでWaist overallsと呼ばれていた作業着としてのデニム
パンツに「Jeans」という名前を付け作業着をファッションとして扱った事
や、ジーンズメーカーとして初のデザイナー(Rodeo Ben)を起用した事
など様々なエピソードを持つブランドです。ここでそれらを説明すると非常
に長くなるので、知りたい人は専門書でどうぞ。

さて本日紹介する、私のWranglerコレクション第1弾はコレです!
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Wranglerが1948年に最初に販売したデニムジャケットのファーストタイプ
が11MJになります。その11MJには現在2種類のプロトタイプが確認されて
おります。本日紹介するのが 11MJ 前期 PrototypeでWranglerの中で最も
最初期タイプのジージャンです。はっきり言って滅多に見つかりませんヨ

1番の特徴は、Wranglerの顔でもあるフロントプリーツどめの丸カンヌキが
無い事です!写真でもわかる様にこの11MJ 前期プロトタイプは、LEVI’Sの
ファーストやセカンドと同じように四角ステッチでプリーツを留めています。

バックスタイルを見ると、やはりプロトらしくWranglerで有名な平ゴム引き
のアクションプリーツも存在しません!
またファーストの11MJや111MJで採用されている、胸ポケットのフラップ
と袖口カフスに使われるドットボタンが、フロント同様ネオバボタンのホール
どめになっている点も特徴です。

そして後脇のサイドアジャストベルトのバックル側タブがプリーツに挟み込ま
れてからリベットで打たれてます。通常ですとただのリベットどめです。

この様に今回紹介したWranglerの1stモデル11MJの最初期プロトタイプには
珍しいディテールが含まれており、歴史的に大変貴重なジャケットなのです!
ファーストの11MJだけでも少ないのに、そのプロトタイプって!しかも前期!
Vintage Wrangler 好きにはヨダレものでございます、ハイ!

ウ〜ン今日はおっちゃん大満足!!!

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