兄貴

こんばんは〜 早いもので、昨日の誕生日の記事で300件目を数えました。
よくも毎回くだらない内容の記事を300も書いたもんだと、関心してます。
しかも偶然にも誕生日の記事が300件とは・・・

え〜本日は少し湿った話を書かせて下さい。
実は私には、2つ年上の兄貴がおりましたが、小さい頃に天国へ行きました。
今日がその兄貴の命日なのです。
えっ?って思いますよね!私の誕生日の翌日が命日なんて、しかも実は同じ
年なのです。
そうです、私の兄貴は私が産まれた翌日に天国へ旅立ちました。私は現実に
は、たった1日だけこの世で兄貴と過ごしたのです。当然そんな記憶はあり
ません。だから私が知っているのは写真の中の兄貴だけ、それと親父やお袋
から聞いている兄貴の話だけです。
2歳で亡くなった兄貴は、話ではそうとう出来のいい子供だったらしいです
我がままも言わず、親の言う事を良く聞く子だったらしい、死んだばあさん
が良く話してました。
もともと病弱だったので、おとなしい性格だったらしいですが、出来のいい
子ほど短命なのかもしれません・・・
自分に子供が出来るまでは、あまりその事を深く考えもせず、兄貴が生きて
てくれたら俺は次男で、実家の事なんてあんまり考えないで済んだのにな〜
くらいにしか思ってませんでした。

しかし実際自分が親になってみると、その時の親父やお袋の気持ちを考えた
ら、どんなに辛かったか・・・想像すら出来ません。先日3歳になった息子
は私にも似てますが、当然兄貴の写真にもよく似てます。こんなに可愛い
子供が病弱だったとは言え、わずか2歳であの世へ行ってしまうなんて、考え
るだけで胸が苦しくなります。
実際、4000g近いデカイ私を出産した翌日に、長男が命を引き取るのを見る
わけですから、お袋はノイローゼ寸前だったそうです。40年以上たった今で
もお袋はひどい偏頭痛に悩んでおります。それこそ私の誕生を祝っている暇
など無かったでしょう!
私が産まれた頃、群馬の田舎ではまだまだ自宅で出産する事が多かった様で
私も家に御産婆さんが来ての出産だったそうです。お袋に聞いた話ですが
手の施しようがなく寝たきりになっていた兄貴に「この子がお前の弟だよ」
と言って見せたら、嬉しそうに微笑んだそうです。そして翌日兄貴は天国へ
旅立ったのです。

あまり神様仏様的な事を信用していない私でも、兄貴はいつでもそばに居て
俺の事を見守ってくれてると信じてます。だから兄貴の分まで精一杯頑張ら
ないといけないのですが・・・

大きくなってからよく親父に言われました、「兄ちゃんが死んじゃったから
お前を二人分甘やかせて育てたのが失敗だった」と 最近自分もそう思う!
俺は我慢するって事を知らん!まだまだ修行が足りん!
きっと兄貴なら、沢山鮎を釣ったんだろうな〜

珍しく今日の記事には写真がありません、兄貴の写真を載せるわけにもいかず
なんか重〜い内容の記事になってしまいましたね、おちゃらけていいかげんな
人生を歩んでいる男にも色々背負う物があるのですよ!人生はハレとケですな〜

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