こんばんは？お早うございます？どっちだ？もう夜中の3時半を廻りました。
いつも・いつもくだらないオヤジのボヤキBLOGなので、たまには真面目に
仕事の話をしようかな！
え〜展示会前なので、どこのブランドの商品かはお話出来ませんが、今日は
私の得意分野が、まんま仕事に繁栄されたので、一連の流れをご説明する事
にしましょう。

まずはコレ、私のVintageコレクションの1つ、第二次世界大戦で実際に使用
された爆撃機の搭乗員が着用する1930年代のB-3です！


因にこれは、ザ・リアルマッコイズ・ジャパン (旧リアルマッコイズ)が所有
していた物で2001年の倒産時に放出された、とても程度のいいB-3です。

そしてコレが、第二次世界大戦時のアメリカ陸軍航空隊の航空機整備員用の
メカニクス・ジャケット通称 D-1 です。


こちらはあまり程度は良くないですが、左袖のエアフォースマークも綺麗に
残っているオリジナルD-1、探そうと思うとD-1の方がB-3よりも古着市場
では数が少なく、中々シアリングが裂けていない物を見つけるのは大変です
今日はVintageの話ではないので、B-3やD-1はいずれ細かく紹介します。

そしてお仕事の話ですが、今期依頼された来年のF/Wの中に前記したB-3と
D-1のミックス型が1点ありまして、久しぶりにクローゼットの中から引っぱ
り出して来たと言うわけです。
以前にもお話しましたが、B-3の型抜きやアレンジは結構ある仕事だと思いま
すが、D-1はあまりありません。私も今までに1回だけです。
こういったVintageサンプルを所有していると、雑誌や書籍の写真よりも細部
までわかるので仕事が楽です。

バクッと基型をひいてトワル縫いですが、B-3型のパターンで一番こだわるの
は、やはり袖です。ズバ抜きではないので、今風にアレンジしながらもB-3の
雰囲気を出すのは結構気を使います。


オリジナルよりも全然細いですが、袖だけでB-3ってわかるでしょ！カフス
切替部分にギャザリングがないので、独特の絞り感はありませんが・・・

そして


フォルムのいいB-3袖は、袖だけで立ちます！（笑）

全体像はこんな感じです。

B-3ボディにD-1風の衿とポケットが付き、細身のサイズ感でシンプルな雰
囲気ですね。


チンストラップの形状等、やはり実物サンプルを所有しているパタンナーは
特ですな〜


バックもスッキリしてますが、B-3独特のひん曲がり袖な感じ！ 自分で言う
のも何ですが「カッコイイ〜」いつも言ってますがメンズの場合、自分が見
てカッコイイと思えないトワルを作っていっても大幅修正されるだけなので
納得がいかない場合はトワルチェックに持っていく前にやり直しです。バカ
だからそれで寝る時間がなくなるのですが・・・

という事で、たまには真面目な仕事の話でした。ただの飲んだくれオヤジだ
と思っていたでしょ！仕事はちゃんとしないと飲めませんからね〜