伝染(うつ)るんです!  第二章

おはようございます。前置きはいらねーという声が聞こえてきそうなので、
早速昨日の続きを書きます。言っておきますが長いですよ!

バラ色の文化祭を4日後に迎えるはずだった、真面目な16才は自分が盲腸だ
と確信しました。今までに経験した事もない下っ腹の痛み!他に考えられな
かった!
布団から出られず、もがいていたけど痛みは納まらない! 隣の部屋にいる
姉貴を呼んで事情を説明した。
姉貴は自分が働いている幼稚園の園長に電話をしてどこの病院がいいか聞い
てくれた。そしてタクシーを呼び俺を 高崎D病院に連れて行ってくれた。

病院の待合室でも腹は痛くて痛くてたまらん!早朝にもかかわらずやたらに
混んでいる、事情を説明しても先に診てくれそうもない雰囲気だった!
救急車で来れば良かったよと姉貴に言った。
こんな状況でも、自動ドアの開かない方のガラスに体当たりしている鳥並み
のバアさんを見て笑っちまった!ウ〜腹いて〜

待合室で吐き気を模様した!そーいやオヤジが昔言ってたな、盲腸の時は
腹が痛いだけじゃない、気持ち悪くなると!慌ててトイレに向った。
トイレに行く途中右足がつった!そーいやお袋が昔言ってたな、盲腸の時は
歩くと足がつる感じになると!
完全にこれは盲腸!それ以外の何ものでもない!結局トイレでは吐かなかっ
た、何も食べてないからね

やっと診察室に呼ばれ、医者に話しをしたら採血をされた。医者はのんびり
した顔で結果が出るのを待っている。俺は死にそうになって我慢していた。
採血の結果がきて医者が紙を見せて俺に言った。
「これ見てこれ!白血球の数値がこんなに増えてるよ!これ虫垂炎だね〜」
オイっ!だからさっきから言ってるだろ!盲腸だって!
「急性だから今日手術だね!」って。。。
マジか!いきなり今日手術か!ガキの頃からあれだけ怯えてきた盲腸の手術
腹を切られるのなんて絶対に無理!と思っていたけど、ついにか〜

暫くして病室に連れていかれた。いっこうに痛みは治まらない、あれだけ
腹切りがイヤだったのに早く盲腸とってくれよと思い始めるほど痛かった。
しかしなんと、その日盲腸の手術を受けるのは俺を含めて全部で4人!
他3人は小学生だそうだ、必然的に小学生が先で俺は最後にされた!泣

そんな事をしているうちに昼食の時間になった。こんな状況で食べられるわ
けねーだろう!と思っていたら。。。

俺の前に天使が現れた!食事をのせたトレイをもって白衣の天使が現れた!
「お昼ですよ〜」と病室に入ってきた看護婦さんは!フィービー・ケイツ似
のめちゃめちゃ可愛いナースだった!
俺がフィービー・ケイツを好きな話しは、一昨年のクリスマスイブの記事に
も書きましたよね!
知らない人の為に!これがPhoebe Catesです
12119

しかもまたこの写真! 完璧ですフィービー・ケイツ!これが白衣を着てる
わけですよ!一瞬ですが腹の痛みを忘れる事が出来ました。

フィービー・ナースが出て行ったあと、勿論ものは喉を通らない!
あんな看護婦さんがいるんだ〜この病院には・・・

また暫くしたら、さっきのフィービー・ナースがもう一人の看護婦さんを連
れて入って来た!お〜また会えたよ〜
もしかして今日の俺の担当はこのフィービー・ナースなのか?そうなのか?
そーであってくれ!それなら盲腸も悪く無い・・・バカな高2だった

「手術の前にいろいろ聞かせてね」・・・お〜聞いてくれ何でも聞いてくれ
「年齢は?」
『今は16です。7月11日で17才になります』
「身長と体重は?」
『179.5cmの64kgです』
・・・などといろいろ聞かれ、横にいるもう一人の看護婦さんが問診票みた
いなやつに書き込んでいく
「飲酒は?お酒飲む?」
『飲みませんです!』・・・あのう16才って言ったでしょ(^-^;
「喫煙は?タバコすう?」
『・・・・・・・・・・・・・・すいません』(^-^;
「ホント?すわない?」急に優しく微笑んで聞いてきた(@Д@;
『ハイ』
「ホント?本当にすわない?」 カワイ〜可愛過ぎ!
『・・・・・・・・すいません、すいます!』 あっけなく落ちた俺
「1日何本くらい?」
『15本くらいです』
「うん!15本ね」 そして隣の書き込んでる看護婦さんに向って言った!
「マル秘で!」・・・ヌヲ〜可愛い〜優しい〜 なんて素敵なナースなんだ!
俺は恋にも落ちた!この状況で

腹の痛みをこらえながら、頭の中ではフィービー・ナースの事を考えていた。

暫くしたらまたあのフィービー・ナースが入ってきた!もう痛みなんてどうで
もよかった!フィービー・ナースが俺の担当なのを確信した! バカな高2は
もしかしてこのフィービー・ナースは進んで俺のところに来てくれてるんじゃ
ないかとまで考えていた!
能天気、いや脳天気とはこのことだ!今度はなになに?何でも話すよ!
俺、今彼女いないっすよ!

「それじゃあ剃毛ね!」にやりとフィービー・ナースは言った!
一瞬考えた! て、ていもう??
ガーンガーンガーンガーンガーン・・・そりゃあそうだよね!本日の担当だ
もんね!あそこの毛を剃るのもフィービー・ナースですよね〜
話しには聞いていたし、盲腸の手術前に下の毛を剃られるのは有名な話だ。
しかし、そんな事は剃毛と言われるまで忘れていた!

よりによってフィービーちゃんが!フィービーちゃんが俺のあそこを!!!
もう頭の中はグルグルのパニック!俺どんなパンツ穿いてたっけ??今朝シャ
ワー浴びて来ればよかったよ!俺の息子はどんな状況なんだ今!??

そして天使の声が聞こえた
「大丈夫よ!全部は出さないから[E:heart]」と微笑んだ 
 その微笑みに俺はどんどん落ちて行く!

そして、パンツを俺のアソコギリギリまで、息子が顔を出さないギリまで下げ
クリームみたいなのを塗り始めた!
あいや〜 ぬお〜 あいや〜 ぬお〜と俺も俺の息子も叫んでいる!
そしてジョリジョリ! 下っ腹がピクッピクッと波打つ
「くすぐったい?」下から覗き込むように微笑む! もー勘弁して!もーどう
にでもして!もーどうなっても知らん!・・・

そして無事に?剃毛は終わった!
フィービー・ナースは優しく笑って「大丈夫だったでしょ!」と言って出て
行った!何が大丈夫なんだ?アソコは見なかったでしょ!ってことか?
ちょっと小悪魔に思えてきたフィービー・ナースのことが。。。でも小悪魔も
いい!

とにかく、まる剃られになる事を想像していた俺はホッとした。

これから17才になろうとしている幼気な少年が、あんな綺麗なお姉さんにアソ
コ見られたんじゃショックで、俺も息子も立ち直れんからな〜

そして、いよいよ手術になった!

フィービー・ナースのおかげで、少しは?気がまぎれていたが、実のところ俺
はこの時点でもう限界だった!顔からは脂汗がにじみ出て、早く腹を切って盲
腸取ってくれ〜という状態だった。
手術室に連れて行ってくれたのもフィービー・ナースだった!!!
かろうじて歩いていたが、本当はフィービー・ナースにもたれかかりたかった。

手術室に入り、生まれて初めて手術台という物に乗った!手術台はとっても冷
たかった。

それでは下半身麻酔をします。脊髄麻酔ですから横になって背骨に注射をしま
すよ!と説明された。
そして看護婦さん達数人に着ている物をすべて脱がされた!

オーイ!ここで結局〜 ここで結局全て見られんの〜

俺は愕然として頭の中がまっ白になった!息子もガクってなっていた。

俺は沢山のナースや医者の前で産まれたままの姿になり、背中を丸めて背骨に
注射をされた!この脊髄麻酔というやつが死ぬ程痛かった!
と同時に恥部をさらした俺のハートも死ぬ程痛かった!

今日はここまで!続きはまた今度!

・・・まだまだ凄いことが待ってます。。。

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