40’s -50’s Crazy pattern Shirts

 

こんばんは!

雨の週末、いかがお過ごしでしょうか?

あっしは午前中 息子の野球、午後は お仕事と大忙しです。

寒くてイヤになります。。。

 

さて、ここのところ 息子のチャリンコ でも、レザージャケットの展示会でも

色気狂い、クレイジーが話題に上りましたので

本日はクレイジーな俺が

クレイジーなヴィンテージネタを披露します!!

どーせ興味なんか無い人がほとんどでしょうけど、披露します!!

 

今から25年位前に嶋田洋書から発刊され、ヴィンテージマニア、フィフティーズマニア、ロカビリーファンを驚かせた洋書

fabulous FIFTIES

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俺のこのブログでも過去に何度か紹介しましたが、ヴィンテージの中でも所謂 ロカビリー&ロックンロール系がヨダレを垂らす、コレクタブルな雑貨やファブリック、ファッションがたくさん載っている写真集です。

その中枢を担う ギャバジャケのコーナー

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クロピン・ゼブラ・ナッソー

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サイドパネル

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と、正に超スペシャルなフードラムファッションの最後

 

124ページに

End of day patchiwork style shirt と紹介されている

このシャツ!!

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この写真に衝撃をくらった古着マニアは多かったはず。

俺もその1人!

ヴィンテージ古着業界では、クレイジーカラーシャツとか、クレイジーパターンシャツと呼ばれ、1940年代後半から1950年代にかけてアメリカの若者に好まれた、フードラムファッションの1つ

patchiwork style shirt と説明書きがありますが、実際のパッチワークとは異なり、シャツのパーツ1つ1つが同じ生地の配色になっているのが特徴で、

そのデザインから色気狂い! クレイジーカラー・クレイジーパターンと呼ばれる様になったシャツです。

 

25年前、今の様にネットなどなく このシャツを手に入れるには 多くの古着屋にあしげく通い、血眼になって探すしかありませんでした。。。

1950年代当時 爆発的に流行したものでもなく、古着屋でも滅多に見つかるアイテムではありませんでした。

 

今日は そんな貴重なクレイジーパターンシャツの俺のコレクション!

 

50’s  Crazy pattern Shirts

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どーですか!!?

クレイジーでしょう〜!?

 

アメリカの50年代のシャツでよく見る ステッチ無しフラップ、所謂 袋縫いフラップにパッチポケット!

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当然ですが全パーツが色違いの配色!

 

フラップ裏も配色です!

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袖口開きはイッテコイ始末

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もちろんイッテコイも配色で

 

左右色違い!

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カフスの裏も配色で

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左右で色違い!

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そして!

もうお気付きだと思いますが

ボタンも全部色違い!!

 

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超〜 クレイジー!!

 

もちろん 地衿もチーループも 配色!

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衿の形状から1950年代 前半と推定されます。

後半になると衿先のロングポイントがショートポイントに変わっていきます。

 

縫製は全て2本針の巻き縫い!

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遊び心満載というか、ふざけたデザインというか、クレイジーなのに 縫製は昔ながらのモノ作り!!

面倒な配色も、ボタン選びも、クレイジーなのにこだわりのモノ作り!!

 

ブランドは クレイジーパターンシャツでは最もポピュラーな

KNOCK AROUND

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タグまでクレイジー!!笑

 

そして!

俺のクレイジーなコレクションからもう1着!!!

40’s  Crazy pattern Shirts

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全体のデザインは殆ど変わらないように見えますが、細かな作りから 上に掲載したクレイジーシャツより古いモノと推定されます。

配色も全然違う組み合わせなので、見た目の雰囲気もがらっと変わります。

 

胸ポケットのパッチ&フラップ

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フラップ裏も地衿も 同じく全色ちがいます!

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もちろんボタンもクレイジー!

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同じくクレイジーカラーシャツの代表的ブランド

KNOCK AROUND

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そして、

ここからが上の50’sモノとは違ってきます。

 

袖口の開きは

イッテコイではなく

ケンボロ開き!

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ファッション業界の人なら誰でも知っていますが、パイピング始末のイッテコイは袖口の開きでは一番簡単な作りになり、ケンボロ開きは ドレスシャツには必ず使われる凝った作りになります。

 

その打ち合い、下ボロも配色!

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カフス裏も配色

 

もちろん

左右で色違い

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下ボロもカフス裏も別配色

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ちょっと程度悪いけど、相当凝った作りです!(^_^;)

 

同じく全てが2本針巻き縫い

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そして!

更に凝った作り!

シャツなのに、袖が2枚袖!!

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袖下縫い目だけでなく、ブルゾン並みの外脇縫い目がある立体的な作り!

シャツで2枚袖なんて 贅沢!!

こういう所が古いモノは手のこんだ作りになっています!

 

因みに、

上のクレイジーシャツは 一般的な1枚袖です。

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同じように見えるシャツでも、型紙の枚数や縫製が年代によって違います!

こんな所に目をつけるのは職業柄だと思いますが、大事なことです!

 

このように、一見 ふざけた 文字通りクレイジーなシャツでも ちゃんとした作りになっているのが ヴィンテージの証です!

60年代、70年代になると、ペラッペラでスッカスカな素材でロックミシン!みたいな手抜きの安価なシャツが大量生産され、良いモノ作りが失われていきます。

 

今日はとても貴重で、面白い ヴィンテージのクレイジーシャツを紹介しました!!

 

最後にもう一度 このクレイジーな2着を!!

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誰がこんなシャツ着るの!? と言われそうですが

俺は20年前、リーゼントにこれを着て教壇に立っていました!

きっと、生徒からはクレイジーなセンコーだと思われていたんだろうな!?笑

 

あー気分イイ! 超気分イイ!

サイコーのブログを書いて、体調まで良くなってきました!!

 

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40’s -50’s Crazy pattern Shirts” に対する意見

    • 組み合わせは無数にあるはず!
      適当に色変えて裁断してるのを適当に
      しっかり縫製して 生産
      ブランドはKNOCK AROUNDだけじゃないから
      徹底的には無理! しかもたけ〜し!
      3〜4着あればじゅーぶんやろ!(^_^;)

      とりあえず、コメ産休!

  1. オレがMFAのとき製作した『エンジのジャケット』覚えてっか?

    袖がやたらみじけ〜ヤツ!

    オレがひくパターンこそ。。。クレイジーパターンよ!!!

  2. あのジャケットなぁ〜!

    パターンは、佐瀬の丸写し、縫製は、イッチャン!

    ボタンは、オレがつけた!!!

    佐瀬のジャケットも。。。袖が短かったぜ!爆)

    • 結局、お前はパターンをひいたわけでもなく
      縫製したわけでもない!

      クレイジーなのは袖丈を完全に間違ってる佐瀬!

      お前はクレイジーではない!

      お前はレイジー! ただのレイジー!!
      クレイジーにもなれない怠け者!w

      レイジー!!  赤頭巾ちゃん御用心!!

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