LEVI’S 519XX

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昨年の10月に特集して以来、久しぶりにジージャンのお話をします。
確かに真冬になるとあまりジージャンを着なくなりますが、私は違います。
「こんなに寒いのによくジージャンで大丈夫だね?」と言われることが多い
ですが、真冬には真冬用のジージャンがあります。

昨年10月21日に紹介したLEVI’S 506XXのブランケットライニング付ジャ
ケットLEVI’S 519XXです。所謂LEVI’Sファーストモデルのライナー付き
になります。
LEVI’Sのファーストと言うと圧倒的に506XXが人気で、多くのレプリカも
売り出されておりますが、今回紹介する519XXは当時1951年の、たった
1年間だけのリリースだった為、かなり数も少く古着市場では状態の良いも
のはあまりお目にかかれません。
にも関わらず、ブランケット付きという性質上あまり人気がなく、かなり
マニアック度の高い商品です。
どうせ高い金出してファースト買うなら、506XXが先って事ですかね?

しかし、前記した様に真冬に着るジージャンはやはりブランケット裏地付き
にかぎります。このライナーは所謂 膝掛け毛布みたいな素材だからブラン
ケットと呼ばれてますが、日本で言う所のガラボウ(手紡ぎに近い糸を作る
紡績技術・がらがら言う紡績だからガラボウと言う呼び名)に近い素材です。

不思議なのは、この Lot No.です、なぜ506XXの裏地付きなのに519XX
なんでしょう?
後日紹介しようと思っているセカンドは507XXのブランケット付き517XX
となるので、ファーストも516XXの方がいいような気がします。まあ昔の
事なのでわかりませんが、ちょっと調べておきます。

私の519XXは色は今イチ薄めですが、SIZE-38程度でゴールデンサイズです。
ファーストの特徴はやはり左胸1つだけのパッチ&フラップポケットと後身頃
のバックストラップですね。このバックストラップはファーストの中でも前期
型の針付きバックルと、後期型の針無し銅色バックルがあります。
10月に紹介した506XXは前期型バックストラップですが、今回の519XXは
後期型バックストラップです。おそらく519XXは1951年製造になるので全て
後期型になるのではと思われます。

他のディテールとしては、胸ポケの赤タブ片面ネーム刺繍や、フラップの裏が
厚みを考慮してのダンガリー地使用、袖口開き位置が袖脇縫い目上ではなく、
袖下縫い目上になっているなど、506XXとほぼ同じです。

真冬に上着がジージャンの人を見かけたら、裏地をチェックしてみて下さい!
本物にせよレプリカにせよ、ブランケット付きだと思います。もしそうでなけ
れば、ただのやせ我慢か、脂肪付きボディーだと思われます。

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