FORD F-100 PUMPKIN Panel Van ~序章~
15歳の時に映画『アメリカングラフィティ』を観て衝撃を受け、そこから人生が変わりました。それからずっと50’sキチガイです。ファッションも音楽もライフスタイル全て脳みそを1950年代にかじられたまま生きてきました。18歳の時に車の免許をとって以来の夢が『1950年代のアメ車に乗ること』です。
まず夢の車歴を話します!
最初に乗りたいと思ったのは、50’sカーの王道!
1959年型 キャデラック・エルドラド
言わずと知れた、キングオブフィフティーズ!アメリカの富の象徴と言われた車で、エルビス・プレスリーも所有していた有名な超豪華キャデラックです。50’sカーの特徴であるテールフィンもこの時代が最大でした。
次に、20代の頃乗ろうと思っていた車がキャデラックよりも簡単に手に入りやすいシボレーのベルエアシリーズです。
1955年型 シボレー・ベルエア
アメグラでハリソンフォード演ずるボブが乗っていたのが、この55ベルエアです。
1956年型 シボレー・ベルエア
1957年型 シボレー・ベルエア
この55年〜57年のベルエアは、当時のアメリカでもとても人気があり、台数も多く生産された為、今でも新車が作れるくらいパーツが残っているという噂もあるほどです。日本でも良く見かける50’sカーの入門的な車ですかね?
その流れで次に欲しかったのが
1958年型シボレー・インパラ
アメグラでロン・ハワード演ずるスティーブが乗っていたカスタムカーがこれです。
ここまでが若い頃オーナーになりたかった車ですが、18歳で田舎を出て行った若僧には日本車ですら所有するのが大変な東京です。50’sカーは夢のまた夢・・・
20代後半になると、より好みはマニアックになり、上で紹介したような一般的な50’sカーではなく、更に個性の強いアメ車が好きになりました。
1951年型 マーキュリー
アメグラの登場人物の中で俺が一番好きなファラオのリーダー ジョーが運転する車で 当然ですが今でも欲しい50’sカーです。しかし、結婚して子供が生まれ初めて買った車は
1996年型 シボレー・タホ
長女が5歳の時でした。50’sカーではなくファミリーカーになり、夢はまだまだお預けです。
月日は経ち、51年型 マーキュリーと同じくらいに欲しい車がもう1台現れました。
1955年型 フォード F-100愛称パンプキン!
その独特なボディーからカボチャと呼ばれアメリカにも多くのファンがいるパンプキンです!見ての通りピックアップですが、なんとも言えないこの個性あふれる顔が大好きです。
このフォード F-100・パンプキンには、当時デリバリー用に作られた後部がバンになっているタイプがあります。
フォード F-100・パネルバン
このパンプキンのパネルバンはピックアップよりも格段に玉数が少なく、マニアックな50’sカー好きにはたまらない1台なんです。
今、俺が一番欲しい車がこのパンプキンのパネルバンです!欲しくて欲しくて、かれこれ8年くらい探していますが、半世紀以上前に生産された自動車ですから今の時代の車と同じように乗れる状態の個体が中々出てきません。
まさしく、ドリームマシンです!
FORD F-100 PUMPKIN Panel Van ~現車~
2014年5月、以前からパンプキンのパネルバンを探して欲しいとお願いしていたショップのオーナーから連絡がありました。パネルバンの良い玉が出て来ましたと、写真が送られてきました。
1955年型のFORD F-100 パンプキン・パネルバンです。
一目惚れでした。
チョップ具合、ローダウン具合、その他諸々、すでに俺好みの仕上げが施されていました。
オーナーの話では、1000万円くらいかけらている車体だということでした。現車確認に行きますから待っていて下さいと即答です!
FORD F-100 PUMPKIN Panel Van ~出会い~
2014年10月16日、探し求めたいたカボチャとやっと出会えました。
仕事と夏の鮎釣りが忙しく、入庫の連絡を頂いてから約2か月、感動のご対面でした。
当然ですが、送って頂いた写真よりも断然実物のほうが大迫力で、イメージしていたパンプキンよりもだいぶワルっぽく感じた第一印象でした。
ボンネットの開け方もカスタムされており
心臓はFord 351が載ってました
排気量5700CC 俺が最初に乗っていた96タホと同じです。
どの角度から見てもカッコ良すぎです!
リヤはスプリットウィンドウ
既に配線系は手をつけられていて
スピーカーも外されていました。
想像していた以上に広いスペースでした。
そして、俺の2007タホと記念撮影もしてきました!
おじいちゃんと孫といったところですかね?
これから購入するにあたって、いろいろな話を詰めていくことになるでしょう!沢山のハードルもあるでしょう!でも、この運命的な出会いを大切にしたいと思っています。
FORD F-100 PUMPKIN Panel Van ~再会~
2014年11月15日、前回初対面してからほぼ1か月が経ちました。再びパンプキン・パネルバンに会いに行ってきました。
今回はやや具体的な構想と、今後の流れなどを簡単に話してきました。
そして、最後にオーナーの運転でショップの周りをぐるっと走ってきました。
乗り心地も最高でした!