Tバック

どーも!色々と忙しいもんでちょっと。。。

今日は俺のコレクションの1つ Tバックの話しを書きます!!!

あ、いや、勘違いをしないでくださいね!?
Tバックと言ってもあちゃらの世界のTバックコレクションじゃぁ
ありませんから!!

あんなもんコレクションするような趣味はありませんからね!
じゃあ嫌いか?と言われれば、そーでもないですが
自分で買うようなムッツリ変態では 絶対にないです!!

そうです!俺のコレクションと言えばヴィンテージ!

久しぶりにヴィンテージ話しをブッこきます!

さて、以前から Vintage Denim Jacket については沢山の記事を
書いてきました。いわゆるジージャンという物のヴィンテージ話
です。
LEVI’Sから始まり、Lee・Wranglerと蘊蓄をぶっこいてきました。
興味がある人は皆無だと思いますが、もしよかったらカテゴリーの
Vintage Denim Jacket を読んでやってください!

今日はそんなリーバイスのデニムジャケットの話しです。

過去のおさらいを交えながら紹介します。

リーバイスのヴィンテージ・ジージャンのファーストモデルと言わ
れているのがこの506XX(ダブルエックスと読みます) 
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20年以上前のヴィンテージブームの頃は1着20万円以上していま
したね、色が濃ければ30万円以上、大戦モデルなら100万円とか
最近ではだいぶ値段も落ちて、古着屋で平均15万円くらいですか
ね?

こちらは珍しい、そのファーストのライナー付きモデル519XX
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前にも説明しましたが、ファーストの冬用モデルで、ブランケット
裏地(ガラ紡)と呼ばれるライナーが付いています。
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とても玉数が少ないマイナーなヴィンテージ・ジージャンです。

で、この通称リーバイス・ファーストモデルの1番の特徴が後身頃
に付くウエスト調整用の尾錠、バックストラップ
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今ではファーストモデル最大の人気ディティールですが、1940年
代当時、あのアメ車の高級レザーシートを傷つけたり、破ったり
するというので、クレームが付いたというのは有名な話し

その話しを象徴するようなファーストがこちら
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当時の持ち主がバックストラップを取り外したタイプです。
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このようにバックストラップが無いものや、バックルのベルト部分
だけ切り取られているものがたまに見つかります。
ヴィンテージ506XXとしての価値は半減してしまいますが、当時
の逸話を物語る歴史的な1着としてコレクションしています。

そして、このファーストモデルの後継がセカンドモデルと呼ばれる
こちら、LEVI’S 507XX
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この通称セカンドは、ファーストよりも現存数が多いので、価格
的には安く、ブームの頃で12〜15万円程度でした。今ではもっと
安い価格で取引されていますが、先ほども話したように、色落ちの
少ないこのような濃紺タイプは高価になります。
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この507XX 通称セカンドの特徴はフロントの胸ポケットが左右
に付いたことと、先ほどのクレームが付いたバックストラップが
改善され、左右の脇にアジャストタブが付いているところです。
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こうして、労働着だったジージャンからファッション性のより高く
なったセカンドモデルは1950年代の人気アイテムになったのです

このセカンドにもファースト同様にライナー付きの冬用モデルが
あります。
それがこの517XXです。
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507XXのライナーバージョンが517XXなのに、なぜ506XXのラ
イナーバージョンが516XXではなく519XXなのかはマニアの間
ではよく出る話しです。

さて、ここまでリーバイスのヴィンテージを代表する2つのモデル
4種のジージャンを紹介しましたが、今日の本題 Tバック話はここ
からです!・・・って前振りなげ〜って言わないでおくれ!

それではTバック!
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上でさんざんイヤというほど聞かされたのでコレが506XX
ファーストモデルだというのはわかりますよね!?

ただ、妙に横幅が大きいのがわかると思います。
これは所謂デブ用!サイズでいうと44か46サイズに当たり
ます。
このクラスのサイズのファーストモデルはバックスタイル
がこのようになります。
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わかりますよね!
後身頃のバックヨーク下の中心がセンターで接がれ、縫目
があります。
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これは、1940年代当時のデニム織機で織られるデニムの
生地幅が狭いために、大きいサイズの後身頃は背中心がワ
の状態で裁断できないので、バックセンターに切替を入れ
て縫製された結果です。いわゆる用尺の問題ってやつです!

もうわかりましたよね? この後ヨークの縫目とセンター
バックの縫目が Tの字に見えるところから Tバックと呼ば
れるアイテムになったのです。
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イヤラシイ響きがいやな古着業界の方はバックTと呼ぶ人も
いますが、これが
LEVI’S 506XX Tバックモデルです。

実はブームの頃、このTバックモデルはサイズが大きいのと
バックセンターの切替がダサイので人気があまり無く、通
常のファーストよりも安く売られていたのですが、最近では
現存数が少なく希少な為に人気が出て高価で取引される様に
なりました。ここ数年で色の良い物は50万円程度します。

これが、本日のTバック話しです!

で、更に!

ここからは古着業界人でもあまり知らない話し!というか
パタンナーでヴィンテージマニアな俺くらいしかこんな話
はしません!ファッション関係の人もよく聞いてくだされ!

ここまで話しを進めると、じゃあセカンドには Tバック
無いの?って思いますよね?・・・アレ?思わない?
今のところ、そういう個体が確認されたという話しを聞い
たこともなければ、セカンドのTバックを見た事もありませ
ん!
デニムの生地幅が広くなったという説もありますが、ファー
ストからセカンドにモデルチェンジされたと同時にアメリカ
全土で一斉に織機が切り替わるのは無理なはず! だから
探せばあるのかもしれませんが、まだ見た事がありません。

ですが!!

俺のコレクションの中にその謎に迫るものがあります!
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一見、色が薄く背中に色抜けがある、価値的には低いセカ
ンド、これは俺が17歳の頃に高崎のクリームソーダだった
『桃色天国』で買った物です。あの頃クリソーはレプリカ
と一緒に古着も少しだけ売ってました!まだ俺がDCブラン
ドにハマる前の話しです。

こんなセカンドですが、実は先ほどのセカンドTバックは
なぜ見つからない?
を裏付ける貴重な資料になります。

良く見るとわかりますよね!?

そうです!ココ!
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通常のセカンドにはない脇の切替、メンズ業界でいう所の
細腹が付いています!

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こうやって細腹のハギを入れる事により、大きいサイズの
後身頃を裁断しているのです。これが所謂ファーストから
の改良点になるわけです。
ようは、いきなりバックセンターに縫目を入れるという
乱暴なやり方は
当時も人気がなかったのだと思います。
ですから、ファッション性の高くなったセカンドからは
Tバックが消えたのだと俺は考えます!

なかなかパタンナーならではの推測でしょ!?

しかし、やはり当時もパターン仕様がアメリカ全土で一斉
に切り替わるとは考えづらく、どこかに探せばセカンドの
Tバックがあるんじゃないか?と思い未だにコレクション
しようと探しています!

見つければ絶対に喉から手が出ます!!

今日はこんなTバックな話を、俺のコレクションを使って
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紹介してみました!!!

あちゃらの世界のTバック話しじゃなくてガッカリした?

俺は大満足!
やっぱヴィンテージ話しは書いてて気分爽快や!
読んでる人は飽き飽きでしょうけど。。。

いや、読んでないな! 
もはやヴィンテージのヴィの字をみただけで、斜め読み
どころか、ページジャンプやな!!

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Lee WESTERNER Prototype

こんばんは、鮎釣り解禁して1週間が経ちました。今週も勿論釣りに行きた
かったのですが早い梅雨入りと台風接近の影響で土日は本降り!しょうがな
いのでお仕事しております。

今日は久しぶりにVintageのお話です!人気のないシリーズですんませんね!
今現在、Vintage Denim Jacketシリーズは Wranglerの話で止まっておるの
ですが、今日はその流れは無視して少し珍しい物を!

LeeのWESTERNERです。
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Vintageの Lee WESTERNERは1年くらい前に一度紹介しております。その
時は1959年から発売が開始されたWESTERNERの最初期モデルを紹介しま
した。 あまりいないと思いますが、もしも興味のある人は昨年の5月8日、
Vintage Denim JacketカテゴリーのLee WESTERNER 1959 MODELの記
事を読んでみて下さい!WESTERNERについての細かい説明が載っておりま
す。ですから本日はWESTERNERの説明は省きます。
その1959年に発売が開始された物とほぼ同時期のWESTERNER Prototype
と呼ばれるものが本日のジャケットで、デザイン・仕様はほとんど同じなの
ですが、通常付けられているWESTERNERのタグではなく、Leeの黒タグが
付いているのが特徴です!
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WESTERNERタグの一番古いタイプがこれです。
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ジャケット自体は完全にWESTERNERなのにタグだけがWESTERNERでは
無いと言う点から古着業界ではPrototypeと呼ばれているのですが、恐らく
発売は1959年〜60年代初頭で’59モデルとほぼ同じだと言われております。
ただし、こちらの黒タグのPrototypeは現存率が圧倒的に少なく、古着屋で
も滅多にお目にかかれるものではありません!
まあ着てしまえばどちらも一緒なのですがね・・・

悪天の週末、釣りにも行けずにお仕事でストレスがたまっているので、スト
レス解消に久しぶりのVintage自慢をかっ飛ばしてみました〜( ̄▽ ̄)

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Wrangler 2nd Prototype 11MJ

こんばんは〜 昨日は残念でしたね〜ワールドカップ日本代表!!
南米パラグアイを相手に良くやったと思います。いつも思いますがPK戦は
残酷です。見ていられません、可哀想で!

今日はJAPANの健闘を讃えて、サムライブルーのVintageでいきましょう
ちょっと無理矢理ですがジージャンです!
今月、6月7日からVintageデニムジャケットコレクションはWranglerの
シリーズに入りました。
前回はWranglerのファーストデニムジャケット11MJのプロトタイプ前期
型を紹介しましたが、今回はその11MJのプロトタイプ後期型になります。
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前回説明した様に、11MJには現在2種類のプロトタイプが確認されており、
前回紹介の11MJ 前期 Prototypeは、フロントプリーツどめが四角ステッチ
になっておりましたが、今回の後期型 Prototype はWranglerの顔でもある
丸カンヌキでプリーツを留めています。これにより、よりWranglerらしい
デザインのデニムジャケットになっております。

しかしバックスタイルを見ると、やはりプロトタイプらしくアームホール横の
平ゴム引きアクションプリーツはまだ存在しません!
また11MJや111MJで採用されている、胸ポケットのフラップと袖口カフスに
使われるドットボタンが、前期 Prototype同様にネオバボタンのホールどめに
なっております。
そして後脇のサイドアジャストベルトのバックル側タブがプリーツに挟み込ま
れてからリベットで打たれているのも前期 Prototypeと同様です。これ以降
バックルタブはただのリベットどめになります。

以上がWranglerの1stモデル11MJの後期型プロトタイプの特徴になります。
フロントプリーツどめが丸カンヌキになっているので、注意深く観察しないと
一見11MJに見えるのですがバックスタイルが全然違います。
また、実はこのプロト後期型のほうが前期型より現存数も少ないので、とても
珍しいジャケットになります。
昨年、池袋にある某有名Vintageショップでこれと同じのが 375,900円で売ら
れてました!しかもサイズ46のビッグサイズ!
それに比べ私のは38のゴールデンサイズ・・・手に入れた金額を考えたら思わ
ずにやけてしまった  ( ^ω^ )

今日で6月も終わりです、今年もすでに半分が過ぎてしまったのですね〜
毎日毎日仕事に追われる日々!早く脱出して鮎釣りに専念したいもんですな!
・・・久しぶりにVintageネタが書けてほっとしてます。

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Wrangler 1st Prototype 11MJ

いよいよやってまいりました!熱烈なオファーを受けて?
只今、私のVintageデニムジャケット(ジージャン)シリーズはLEVI’Sから
始まり、LeeのWESTERNER 1959 MODELまで紹介が済んでおります。
そして今回はついにVintageデニム3強の最後Wranglerが登場です!!
当然ですが、ラングラーと読みます。極稀にウラングラーなどと言うお方が
いるのでビックリです!

LEVI’S、Leeと並んで世界のジーンズ三大ブランドと呼ばれるWranglerは
1947年に誕生したジーンズメーカーです。
既に戦前に存在していたLEVI’SやLeeと比べるとWW2以降に誕生した為に
歴史は浅いですが、元々の母体が1897年創業のWorkwearメーカーである
BLUE BELL社なので LEVI’S や Lee に劣らない技術力のあるブランドだと
言えると思います。
WranglerはそれまでWaist overallsと呼ばれていた作業着としてのデニム
パンツに「Jeans」という名前を付け作業着をファッションとして扱った事
や、ジーンズメーカーとして初のデザイナー(Rodeo Ben)を起用した事
など様々なエピソードを持つブランドです。ここでそれらを説明すると非常
に長くなるので、知りたい人は専門書でどうぞ。

さて本日紹介する、私のWranglerコレクション第1弾はコレです!
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Wranglerが1948年に最初に販売したデニムジャケットのファーストタイプ
が11MJになります。その11MJには現在2種類のプロトタイプが確認されて
おります。本日紹介するのが 11MJ 前期 PrototypeでWranglerの中で最も
最初期タイプのジージャンです。はっきり言って滅多に見つかりませんヨ

1番の特徴は、Wranglerの顔でもあるフロントプリーツどめの丸カンヌキが
無い事です!写真でもわかる様にこの11MJ 前期プロトタイプは、LEVI’Sの
ファーストやセカンドと同じように四角ステッチでプリーツを留めています。

バックスタイルを見ると、やはりプロトらしくWranglerで有名な平ゴム引き
のアクションプリーツも存在しません!
またファーストの11MJや111MJで採用されている、胸ポケットのフラップ
と袖口カフスに使われるドットボタンが、フロント同様ネオバボタンのホール
どめになっている点も特徴です。

そして後脇のサイドアジャストベルトのバックル側タブがプリーツに挟み込ま
れてからリベットで打たれてます。通常ですとただのリベットどめです。

この様に今回紹介したWranglerの1stモデル11MJの最初期プロトタイプには
珍しいディテールが含まれており、歴史的に大変貴重なジャケットなのです!
ファーストの11MJだけでも少ないのに、そのプロトタイプって!しかも前期!
Vintage Wrangler 好きにはヨダレものでございます、ハイ!

ウ〜ン今日はおっちゃん大満足!!!

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Lee WESTERNER 1959 MODEL

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週末なので人気のないVintageコーナーです・・・(u_u。)
今回は久しぶりに、Vintageのデニムシリーズでいきたいと思います。前回
Lee RIDERS 101-J 1950’sMODELまで紹介しておりますので今日はLeeの
ジャケットの中ではちょっと変り種のWESTERNERを登場させました。

Leeは1959年、『西部の人』を意味するウエターナーを発売開始します。
1959年の当初はカウボーイ用のアイテムとして発売されていたのですが、
コットンウィーブというサテン生地の穿きやすさとオフホワイトのカラーが
アメリカ東部の学生の間で大ブレークしました。
品番は100のシリーズでLee WESTERNERのジャケットは100-J、パンツは
100-Zという品番でした。
最初はオフホワイトのみでしたが、1960年初期にモカブラウンが発表され、
品番は100ではありませんが、その後1970年代までに黒、緑、茶、赤、水色
などが出て来ます。

素材がコットンサテン地という以外は、デザイン・ディテールはほぼ 101-J
と同じです。
私がこだわるのは、Lee  WESTERNER 100-Jが1959年発売という背景から
やはり最初期の1959年モデルを着たいという点です。
WESTERNERはその素材から、デニムJKよりもファッション性が強く、若者
に人気があり、とても長い期間製造されていました。その結果ネームタグに
色々な変遷が見られます。
1960年代に入るとネームタグに100-Jの文字やサイズの刺繍が入り、文字列
が増えて行き、最終的には1970年代後半に舟形折りの三角タグになります。

ご覧の様に、私のLee  WESTERNERのタグは100-Jの文字が入らない最初期
のタグになります。初期タグはサイズネームも別付けでネームタグの下に縫い
込まれます。
やはり50’s好きなら、Lee  WESTERNER 100-Jも1959年モデルじゃないと
ダメなんですね〜

最初に説明した様にデザイン・ディテールや縫製は、Lee RIDERS 101-J と
ほぼ一緒なので、細部の説明は前回のLee RIDERS 101-Jの記事を参考にして
下さい。
唯一異なるのは、ウエストベルトのサイドアジャストタブを留めるボタンが
ウエスターナーの場合プラボタンが使われている点です。

デニムのジージャンと違いウエスターナーの場合は色がオフホワイトな為か、
やや洗練された綺麗なイメージがあるので、私には似合わないと言う声をたま
に聞きます。・・・なんで?

以上、久しぶりのジージャン蘊蓄シリーズでした〜

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Lee 1101L-J

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こんばんは!どうにか頑張ってやってます。
今日はVintageデニムシリーズです。前回は Lee RIDERS 101-J の Vest を
紹介しましたが。いよいよLeeもブランケットライナー付きの紹介になります

以前に紹介した、LIVE’Sの519XXや517XXと同じ冬期用デニムジャケットの
Leeバージョンがコレです。みなさんはコレを見てストームライダーだと思う
でしょう?実は違うんですね〜誰でも知ってるLeeのブランケット付きデニム
ジャケットと言えばストームライダーですが、実はSTORM RIDER と言う
ネーミングは1960年代に入ってからで、正式名称はLee 101L-Jです。さらに
詳しく言えば、STORM RIDERと言う呼び名は昔からあったのですが、タグに
表記されたのが1960年代に入ってからと言う事です。

通常のRIDERSが101-Jで、それの裏地(Lining/Liner)バージョンで101L-J
となります。これが所謂ストームライダーです。
そして、今日紹介するブランケットライナーデニムJKはストームライダー以前
の1950年代  Lee 1101L-Jになります。1が1つ多いのです。
見た目には、ストームライダーとさほど変わりませんが、以前から言っている
様に、1950年代物ですから貴重な赤タグです。
50’S好きは、101L-Jにはあまり興味はありませんが、1101L-Jはたまらなく
好きなのです!!デザインはほぼ同じなのに・・・やっぱり赤タグなのですよ!
決めては赤タグ!!!

Leeの冬期用ジャケットの特徴はストームライダーも、この 1101L-J も表衿に
別布のコーデュロイを使っている事です。LIVE’Sは519XXも517XXも単純に裏
にブランケットライナーが付いているだけなので、着てるとわからないですが、
Leeは衿を見れば冬期用とすぐにわかります。

とにかく、今日紹介した1101L-J (古着市場では赤タグ付きストームライダー
と呼ばれている)はとても現存数が少なく、あのLIVE’Sの519XXよりも古着屋
さんで見ることが少ない逸品です!
まれに古着屋さんにあったとしてもsize-34や36と小さいものか、逆に46や48
とバカデカイものが多く、38や40は大変貴重でございます。

しかしま〜よくも毎回毎回ジージャン1枚で、こんだけ長く書くね〜ワイは、
これを最初から最後まで読んでる方がどれだけいるのか、最近心配になります。
・・・自己満足なんだからいいか (* ̄ー ̄*) おやすみなさ〜い

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Lee RIDERS 101-J 1950’s Vest

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今日から3月に入りました。仕事が超ハードで、身も心もボロボロですが、月
始めは景気良く?Vintageでいきます!よくわからない理由ですが・・・

ヴィンテージデニムシリーズは前回2月21日までで、1950年代の Lee101-J
RIDERS 通称2nd赤タグまで紹介済みですが、今日はその1950年代の Lee
101-J RIDERSカスタムのベストバージョンを紹介します。カスタムと言って
も袖を取っただけじゃんと言われればそれまでですが、当時のファッション誌
にもデニムJKの袖をとってベストにしている写真がよく載っています。

勿論 私のLee101-J RIDERSのベストは1950年代の赤タグです。
50’s Lee101-J RIDERSの赤タグについては、全開説明済みなので省きます。
要はなぜこんな物があるかと言うと、こうなります
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と言うかコレしかないのです。ジージャンの袖をとったら、もうライダース
の上に重ね着する以外にはありません!!
これをTシャツの上に着て、ジーパンのももの辺にバンダナ巻いたら終わり
です、アイドルオタクです、昔の●渕です、裸に着たら銀魂のアニメオタク
土方のトッシーになります!

1950年代は、この着こなしの場合、だいたいジージャンベストの背中に
モーターサイクルクラブのマークやネームが刺繍されます。
こうして見ると、ライダースに重ねるベストのベースにするデニムJKはやは
りLeeが1番合っているのがわかります。LIVE’SやWranglerよりも丈が短く
ウエストから下が絞られているからかな〜?

私はこのように着てバイクに乗る事はありませんが、一応当時の流行りだっ
たので、デニムベストを参考として1枚だけコレクションしてます。
因に今日引き合いに出された中に着ているライダースは、1940年代後半の
ハーレーのサイクルチャンプ1st後期型です。ライダースシリーズの紹介で
いずれ登場してきますからお楽しみに!

よしっ、3月初日のBLOGは書けたから、仕事に戻ります!!

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Lee RIDERS 101-J 1950’sMODEL

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今日は前回紹介した、1940年代101-J RIDERSの後継型、1950’s Lee101-J
RIDERS 通称2nd赤タグです。
後継型とは言っても、Leeの場合は1940’sと1950sのデザインはほぼ同じで、
ジャケット自体のディテールに大きな変化はあまりありません。一番の違いは
Leeマニアが一番こだわるVintage Leeの最大の特徴 ネームラベルに赤い刺繍
が使われる、所謂赤タグの変化に見られます。

前回の1940年代の赤タグは文字数が少なく、サイズタグが別付けだと紹介し
ましたが、1950年代の赤タグは写真の様に文字数が増え、サイズ表記もタグ
の中に入ります。
またこの時代から通常のモデルのREGULARに対し着丈の長いタイプのLONG
モデルがリリースされた為、赤タグの中にモデル名も記載される様になります。

見た目には若干、前身頃のヨークの傾斜がきつくなっている様ですが、これは
年代の違いより、カッティングの違いだと思います。(個人的な意見です。)
後は前回説明した様に、サイドアジャストタブを留める樹脂ボタンが1950年代
のモデルから代表的なネコ目ボタンに変わります。

さほど1940’sと1950’sでは決定的なデザインの変化がありませんので、今日は
よりつっこんだ、縫製上の特徴をお話しします。

まず、3枚目の写真左下 Lee 101-Jのカフスですが、ご覧の様に両端が中縫い
では無く、袖開きの延長のまま一緒に3つ折になっております。これはLee独特
の処理で、LEVI’SとWranglerは普通に中縫いになっております。
実は、この事も案外知られておらず、前回お話しした様にLeeのデザインを抜い
たセレクトショップ系のデニムJK等は中縫いになっているケースが多いです。
非常に悲しいです・・・(u_u。)

また、3枚目の写真右下はフロント見返しですが、やはりここもLee 101-Jの特
徴で、見返し端が2つ折のタタキ付けになっており、そのまま続けて裾ベルトの
前端まで3つ折タタキ付け処理になっております。要はカフスもベルトも両端の
処理が同じだと言う事です。
同じくこのディテールもLEVI’SとWranglerは見返し端がミミ使いでベルト前端
は普通に中縫いです。

このように、同じジージャンですがメーカーによって様々な縫製の方法があり
ます。その中でも特に Lee はなんでこうなんだ?と言う縫製が、善くも悪くも
あります。

以上、週末はやっぱりVintage蘊蓄に限りますな〜

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Lee RIDERS 101-J 1940’sMODEL

VintageデニムJKシリーズは、前回までで一通りLEVI’Sの主要モデルを
紹介したので、今日からLeeシリーズでいきたいと思います。
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今日紹介のモデルはVintage Leeのジージャンの中でも代表格の、1940年代
101-J RIDERSです。通称1st赤タグです。
1944年にそれまでLee COWBOYと呼ばれていたシリーズをRIDERSと言う
商品名に統一した最初のモデルと言われております。

LIVE’Sと違いLeeの場合は、ジージャンのデザインが現行品に至るまでに、
あまり大きなモデルチェンジをしていないため、この1940年代のRIDERSが
ほぼ現在のLeeのジージャンデザインを確立させたと言えるでしょう。

ですから、LIVE’Sはファーストモデル・セカンドモデル・サードモデルの様
に一目で見分けがつきますが、Leeの場合40’sも50’Sも60’sもほとんど見た
目に区別が出来ません。その為、細かいディテールで年代を判断します。

まず、ヴィンテージLeeの最大の特徴はネームラベルに赤い刺繍が使われる、
通称赤タグが付いている事です、この赤タグが年代を追うごとに変わって行
きます。
1940年代のモデルは赤タグに書かれている文字が、UNION MADEとLeeと
Sanforizedの3行だけで、サイズタグはその下に別で縫い付けられます。
1950年代に入ると、サイズ表記もタグの中に入り、文字数が増えます。
当然胸ポケットのフラップに付くネームにもレジスターマークが入りません。

だいたいこのくらいまでは有名な特徴ですが、意外に知られていないのが、
裾ベルトに付くサイドアジャストタブを留めるボタンです。LIVE’Sなどがこ
のボタンにフロント同様のネオバボタンを使うのに対し、Leeは樹脂ボタン
を使います、これもLeeの特徴です。その樹脂ボタンが所謂ネコ目ボタンに
なっているのですが、1940年代の赤タグが付くタイプはネコ目ではありま
せん!あまりにネコ目ボタン使用が有名な為に、40年代の101-J RIDERSも
ネコ目だと勘違いされているケースが多いです。

余談ですが、3枚目の写真の最後に載せたフロントの部分は、2本プリーツに
なっております。このデザインて別にヴィンテージに興味が無くても洋服
の仕事している人なら常識だと思っていたのですが、意外に知らない人多い
みたいなので、補足しておきます。

Leeのデザインはフロントジグザグステッチや、斜めフラップ&裏パッチ等
特徴的なディテールが多いです。その為か、セレクトショップ系のデニムJK
等で良く採用されるデザインですが、ビックリする事にフロントがプリーツ
ではなく、前身頃が切替で2本針の巻縫いになっている服がたまにあります。
そんな服をお店で見かけるとアゴが落ちます。なんでLee抜いてるのにここ
が巻縫い?勘弁してよ〜・・・みたいな Σ( ̄ロ ̄lll)

以前、取引先からLeeを抜いたデザインのジージャンを依頼され、パターン
を納品した際、社内にいるパタンナーさんから「フロントの接ぎってタック
なんですか?」って電話がかかって来た事があります。
だからフロントの接ぎって!最初から接ぎって決めつけてるもんな〜・・・
LIVE’Sのサードは切替の巻き縫い!Leeは地縫いタックのヒダ端コバステッチ
のフロントプリーツです!!!

ファッション関係全ての人がとまでは言いません、せめてパタンナーさんだ
けでも知ってて下さい。勿論大半は知っておられると思いますが・・・

なんか最後は興奮して 40’s Lee RIDERS 101-J 関係なくなっちゃったけど、
今日から暫くVintageデニムはLeeシリーズになりますので宜しくです。

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LEVI’S 517XX

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本日は1月13日に紹介したLEVI’S 519XXの続きです。
LEVI’S 507XX 通称セカンドのブランケットライニング付デニムジャケット
LEVI’S 517XXです。
519XXから比べると、製造数が多い為比較的手に入り易いジージャンですが
やはりブランケット付きという性質上、裏無しの507XXより人気は無いモデ
ルです、しかしLEVI’S好きとしては、1着所有しておきたいアイテムではあり
ますね (*^▽^*)

ブランケット裏地(ガラボウ)については、519XXの記事で説明しましたか
ら省きます。

506XXの裏地付きがなぜ519XXなのかと言うお話を以前しましたが、こちら
セカンドは素直に507XXのブランケット付き517XXとなります。ですから
古い519XXのほうが新しい517XXよりもLot.Noが大きくなります。

細部ディテールとしては、胸ポケの赤タブは50年代後半なので両面ネーム刺繍
でファーストとは違います。フラップ裏が厚みを考慮してのダンガリー地使用
はファースト同様です。袖口開き位置がファーストは袖外脇縫い目上ではなく、
袖下縫い目上になっているのに対し、こちらは袖外脇縫い目上です。後身頃の
バックストラップがなくなり、サイドアジャストタブに変更になってます。
以前書いた、後身脇細腹切替有りと無しの話ですが、やはりこの38サイズ517
XXも脇細腹切替有りなので、サイズの大小には関係ないようです。

ここ2・3日少し暖かかったので、ブランケット付きならデニム1枚でも大丈夫
でした。ブランケット無しでも大丈夫な春が早く来ないかな〜
土日は天気いいみたいです またアクセス少ないな、だからVintageにしたんだ
けど、私はお仕事です・・・・・

VintageデニムシリーズのLEVI’Sは一応ブランケット付き迄紹介しましたので、
次からは別のブランドにいきたいと思っていますが、ストレートにLeeにするか
逆をついてWranglerにするか迷っております。
いずれにせよ、まだまだマニアックなものがザクザク登場して来ます!!!
ご期待ください、期待してない?
それならリーゼントシリーズやっちゃおうかな (# ̄З ̄)

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LEVI’S 519XX

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昨年の10月に特集して以来、久しぶりにジージャンのお話をします。
確かに真冬になるとあまりジージャンを着なくなりますが、私は違います。
「こんなに寒いのによくジージャンで大丈夫だね?」と言われることが多い
ですが、真冬には真冬用のジージャンがあります。

昨年10月21日に紹介したLEVI’S 506XXのブランケットライニング付ジャ
ケットLEVI’S 519XXです。所謂LEVI’Sファーストモデルのライナー付き
になります。
LEVI’Sのファーストと言うと圧倒的に506XXが人気で、多くのレプリカも
売り出されておりますが、今回紹介する519XXは当時1951年の、たった
1年間だけのリリースだった為、かなり数も少く古着市場では状態の良いも
のはあまりお目にかかれません。
にも関わらず、ブランケット付きという性質上あまり人気がなく、かなり
マニアック度の高い商品です。
どうせ高い金出してファースト買うなら、506XXが先って事ですかね?

しかし、前記した様に真冬に着るジージャンはやはりブランケット裏地付き
にかぎります。このライナーは所謂 膝掛け毛布みたいな素材だからブラン
ケットと呼ばれてますが、日本で言う所のガラボウ(手紡ぎに近い糸を作る
紡績技術・がらがら言う紡績だからガラボウと言う呼び名)に近い素材です。

不思議なのは、この Lot No.です、なぜ506XXの裏地付きなのに519XX
なんでしょう?
後日紹介しようと思っているセカンドは507XXのブランケット付き517XX
となるので、ファーストも516XXの方がいいような気がします。まあ昔の
事なのでわかりませんが、ちょっと調べておきます。

私の519XXは色は今イチ薄めですが、SIZE-38程度でゴールデンサイズです。
ファーストの特徴はやはり左胸1つだけのパッチ&フラップポケットと後身頃
のバックストラップですね。このバックストラップはファーストの中でも前期
型の針付きバックルと、後期型の針無し銅色バックルがあります。
10月に紹介した506XXは前期型バックストラップですが、今回の519XXは
後期型バックストラップです。おそらく519XXは1951年製造になるので全て
後期型になるのではと思われます。

他のディテールとしては、胸ポケの赤タブ片面ネーム刺繍や、フラップの裏が
厚みを考慮してのダンガリー地使用、袖口開き位置が袖脇縫い目上ではなく、
袖下縫い目上になっているなど、506XXとほぼ同じです。

真冬に上着がジージャンの人を見かけたら、裏地をチェックしてみて下さい!
本物にせよレプリカにせよ、ブランケット付きだと思います。もしそうでなけ
れば、ただのやせ我慢か、脂肪付きボディーだと思われます。

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LEVI’S 507XX/557XX

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今週は久しぶりにGジャンを着始めたので、3日連続でLEVI’Sシリーズの紹介
にいきたいと思います。

上が昨日紹介したLEVI’S507XX通称セカンドの後身頃脇に切り替えが入って
いるタイプです。実はこのセカンド、私が高校2年生の時に初めて買った、
ヴィンテージ・ジージャンです。全体的に色も薄く、背中に大きなシミなど
ありますが、とても思い入れのある宝物です。

下がリーバイス557XX通称サード 1960年代のGジャンです。
この後70505などの現代のデザインに近いものが発表される訳ですが、私が
好きなのはこの辺までです。

まだまだ他にLeeやWranglerのGジャンも機会があったら紹介していきま〜す。

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LEVI’S 507XX

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昨日の506XXに引き続き、本日は1950年代のLEVI’S 507XX通称セカンド
の紹介になります。
私はこのLEVI’S 507XXは全部で4着程所有しております。その中から今回
紹介するセカンドはかなり着込まれ色落ちしていますが、脇のパネル(細腹)
が無いタイプはこの1着なので、今回はこのセカンドを題材に致します。

507XXには後身頃の脇が切り替わって、脇身頃があるタイプと切り替え無し
のタイプが存在します。昨日紹介した506XXは脇身頃の切り替えがある物は
無く、よりファッション性を重視した507XXから出現してきたディテールと
考えられます。そのことから、この写真の507XXはファーストからセカンド
にデザイン変更された初期の物だと思われます。

古着屋さんの店員によっては、サイズが大きくなると脇に切り替えが入ると
説明する方もおりますが、私の経験上、実際にはSIZE-38で切り替えがある
物もあれば、SIZE-42でも切り替えが無い物も存在します。
おそらくそう説明している店員さんは、506XX(ファースト)のサイズが
大きい物は背中心に切り替えが入っているので、それと同じ様に認識してい
るのかも知れません。

507XXの最大の特徴はファーストからの進化で、胸ポケットのパッチ&フラ
ップが左右に付いている点です。

胸ポケの赤タブも両面ネーム刺繍になります。ファースト同様フラップの裏
はダンガリー地が使用されており、バックストラップはなくなり、裾ベルト
脇にボタンアジャストタブが付きます。

袖口開き位置がファーストの袖下縫い目上から、袖脇縫い目上に移動します。

以上50’sジージャンの代表LEVI’S 507XXの説明です!!!

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LEVI’S 506XX

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今日は仕事の打ち合わせで代官山です。今年は秋に入ってもわりと暖かかった
のでと言うより暑かったので、ずーっと半袖で通していたのですが、さすがに
今日から上着を羽織る事にしました。

毎年この時期はGジャンを着る事が多いです、やはり最初の一着はリーバイス
506XX 通称ファースト、1940年代の逸品です。

私のLEVI’S 506XXは購入時とても濃いインディゴブルーだったのですが、
惜しげもなく着用し、ガンガン洗濯してたらここまで色落ちしてしまいました。

SIZE-38程度でゴールデンサイズです。506XXの特徴はやはり左胸1つだけの
パッチ&フラップポケットと後身頃のバックストラップですね。

当然1940年代ですから、胸ポケの赤タブも片面刺繍です。
それからあまり知られてないデティールとしては、フラップの裏が厚みを考慮
する為ダンガリー地が使用されている点と、袖口開き位置が袖脇縫い目上では
なく、袖下縫い目上になっている点です。

いずれにせよ、このLEVI’S 506XXはジージャンの王道です!!!

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