1940’s DoubleV Gazette Sweat

こんにちは、あっという間に1月も2/3が過ぎました〜このままあっという
間に春が来ないかな〜
さてさてアクセスの少ない週末なので人気のないVintageコレクションです
今日は久しぶりにSweatを紹介します!大変希少な1940年代の両V Sweat
です。
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両Vと言うのはヴィンテージ古着用語で、襟元のV字型のガゼットが前後両
面に付いているものを言います。

コレが襟元のV字ガゼットです。
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昔よく古着屋で汗止めなんて呼ばれていたこのディテールは、正確に言うと
衿ぐりのリブニットが何度も着ているうちに伸びてしまうのを防止する為に
付けるガゼット(マチ)の事です。リブ下にスリットを切り込んで、そこへ
衿グリ同様のリブニットを三角にはめ込み、脱ぎ着する際にマチも広がる様
に出来ています。
当然ですが、このガゼットが前後の首元にあれば更に伸縮し易いと言う事に
なります。しかし製造工程上、手のかかる仕事なので前後両面にあるガゼッ
トは1950年代に入ると前の襟元だけに付けられる様になり、更にはガゼット
自体が時代と共に無くなっていきました。
また、本来はそういう意味合いで付いていたガゼットもただのデザインとし
て、襟元にはめ込むのではなくV字のリブをタタキ付けたり、あるいはV字に
4本針ミシンをかけただけの物も後から出てきます。
当然理由のある手のこんだ作りの両Vもしくは、前にだけある前VがVintage
と呼ばれます。

勿論ガゼットはこの様に2枚仕立てのリブになっているのが正式で、表も裏も
リブの畝があります。
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今世の中に出回っているフロントにV字が付いているスウェットは、ヴィン
テージのレプリカ以外は飾りで付いているだけなので、2枚リブのはめ込み
タイプは殆ど見られません。ましてや前後にある両Vなんて存在しないです。
さらに写真の様にネームタグが残っていると Vintage Sweat としての価値
はグンと上がります。
今回の私の両Vは袖口と裾のリブニット幅が10cmもある長リブです。以前
も説明しましたが、このリブ幅が広ければ広いほど人気があり、さらにフロ
ントにレターがついたりプリントのある物は値段が高騰します。

しかし、悲しいかな所詮はただのボロいトレーナーにしか見られません!
以前これを着てお父さん同士の飲み会に行った時「なに寝間着で来てんの?」
て言われちゃいました〜 (。>0<。)

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1940’s DoubleV Gazette Sweat” に対する意見

  1. またまた激シブのスウェットを出しますね~。[E:good]
    詳細の写真が少ないっすね~。
    アームホール、フライス付けとかの仕様って何仕様っすか。
    肩合わせはフラットシーマーっぽいですけどね。
    昔のスウェットのフラットシーマーの針間とか超格好いいっすよね。
    ガセットの頂点部分も味があって羨ましいっすね。
    ワンポイントの"B"だけっていうのも40'sらしいし。[E:dash]
    スウェットって周りには案外理解されないアイテムですよね。[E:bearing]
    Goodなサイズがあったら連絡くださーい。[E:bleah]

  2. 衿のフライス付け以外の接ぎは全部一緒っぽいな〜
    カフと裾の接ぎも!
    フラットシーマーみたいだけどちょっと違う!
    フラットシーマーじたいが1960頭くらいからだから
    違う縫製だなきっと、衿付けはまたがせっぽい様な
    40'sだから作りは全然いいよ〜
    コレを寝間着って言われたら返す言葉が無いっす[E:crying]

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