こんばんは!
しばらく淡泊なネタが多かったので
久しぶりに 一発かまします Vintage Blog!!
夏の終わりにヴィンテージアロハを連発しましたんで、そろそろスカジャンかフライトJKの出番ですよね!?
今日は5月に書いた
Vintage Flight Jacket ・Type L-2A
の続編てきな記事です。
5月に 俺が愛してやまないフライトJKと説明した 通称L-2Aの事はあんだけ蘊蓄ブッこいたんで 耳タコだと思います!
今日は
そんな 1950年代・アメリカ空軍のライトゾーン用フライトJK タイプL-2Aの 変わり種を紹介します!!
L-2A・Green Rib
ヴィンテージのL-2Aですが、ご覧のように リブニットが 通常のボディーカラーと同じネイビーではなく、 燻んだグリーン系の色のリブニットが付いています。
古着業界では通称 Green Ribと呼ばれているL-2Aですが
このグリーンリブL-2Aは、最初から色の違うカラーのリブニットが縫われているわけではなく、1950年代 当時の染色技術の未熟さから、汗やクリーニング、日焼けなどの要因で赤系の色素が褪色してグリーン系の色素のみが残った結果だという説が有力とされています。
これは U.S.ARMY AIR FORCE から U.S.AIR FORCE になった際、今までのシンボルカラー、オリーブグリーンがエアフォースブルーに変更され、物資の不足から粗悪な素材のリブニットが使われた結果とも言われています。
急遽変更されたシンボルカラーに対応をよぎなくされ、グリーン系のリブニットをネイビーに染色しても、経年劣化で下地のカラーが出てきてしまうという結果も考えられるかもしれません
裾のリブニットも
袖口のリブニットカフも
衿リブも完全に色あせています。
もちろん、長年着用していてもリブニットが褪色しないL-2Aの方が圧倒的に残存している数は多く、
上記の理由から リブニットが褪色したL-2Aは 欠陥品と言うことになります。
それが時代を超え、フライトJKがヴィンテージとしての価値を持つ現代では
逆に、欠陥品であるこの L-2A・Green Rib は数が少なく貴重であるうえに、 ネイビーとグリーンの奇跡のコントラストが まるで配色デザインされたかのような カッコイイ 別物のL-2Aとして 価値を付ける結果になったわけです。
この L-2A・Green Rib のメーカーは
SUPERIOR TOGS CORP 社製
過去に紹介してきた
L.W.FOSTER SPORTSWEA 社と A.PRITZKER & SONS.INC 社 と 並んで L-2Aの製造メーカー を代表する会社です。
私が今まで見てきた 褪色リブの付く L-2Aの多くが この SUPERIOR TOGS CORPの物で、どこぞのレプリカ屋が実名復刻している L-2Aのグリーンリブも SUPERIOR TOGS CORP です。
私の本物 L-2Aのグリーンリブ は状態も良く、袖のエアフォースマークもくっきり残っています。
フロントファスナーはお馴染み 扇CONMAR!
引き手レザーもちゃんと残っています。
ヴィンテージ L-2A のほぼ100%が 扇CONMARです。
フロントのオキシジェンタブは 薄めの幅広タイプが
SUPERIOR TOGS CORP の特徴
シガポケのファスナーも扇CONMAR
このように、全てオリジナルパーツの完品です!
L-2A・Green Rib の中には 裾と袖口だけがグリーンの物、袖口だけがグリーンの物など 色々なタイプが存在しますが
やはりこのように
衿・袖口・裾が同じトーンで綺麗にGreen褪色したL-2Aが 1番カッコ良く 大変希少な個体と言えるでしょう!
定番のエアフォースブルーの L-2Aを手に入れたら、次は絶対に褪色リブの
L-2A・Green Rib を手に入れたいものです!
さて、如何だったでしょう? 今日のヴィンテージ話は!?
やはり興味のない方には ???ですかね?笑
ヴィンテージに興味が全くない人も MA-1やL-2Bのような現行のフライトJKはたまに着ませんかね!? そういう方は是非!
今日紹介したようなボディーカラーとリブニットがツートンのモデルも試してみてください!
ヴィンテージじゃなければ アメ横あたりで手軽に買えると思いますよ〜
(^_^;)
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